千葉県流山市
新選組キーワード
- 近藤勇、土方歳三 別離の地
地域の特色
千葉県の北西部に位置し、南は松戸市、北は野田市、東は柏市とそれぞれ接している。
西は江戸川を挟んで埼玉県の三郷市と吉川市があり、都心から約30km圏に位置する。
幕末後期、官軍との戦いに敗れた新選組は、20数名の残党となって流山にやって来た。近藤勇は大久保大和と為名を使い酒造家長岡屋を本陣としていたが、まもなく官軍に知られるところとなり、投降。土方歳三との永遠の別離の地となった。
近年、首都圏のベッドタウンとして人口の増加が著しく,それに伴う道路網、鉄道網も発達、自然が多く緑豊かな町である
幕末~維新の主な人物
- 近藤勇
- 新選組局長として京都の治安維持に努める。大政奉還の後、戊辰戦争が勃発、京から伏見へ帰陣中狙撃され、流山で官軍に投降、板橋で斬首される。享年35歳。
- 土方歳三
- 新選組副長。鬼の副長として新選組の統率を図る。戊辰戦争勃発後は、幕府軍の中心として戦いを続け、流山で近藤と離別した後も東北各地を転戦、函館五稜郭の戦いで銃弾を受けて戦死。
主な名所
- 近藤勇陣屋跡
- 新選組局長近藤勇が陣営を敷いた酒造家長岡屋。官軍に包囲され、近藤は大久保大和と名乗り出頭したが、後に斬首される。ここが近藤と土方との永遠の別離の地となった。
- 利根運河
- 明治時代に開削された江戸川と利根川を結ぶ延長9kmの人工水路。運河の流域面積では日本一を誇る。オランダ人土木技師ムルデルが開削の指揮にあたった。
- 小林一茶寄寓の地
- 江戸時代、俳人・小林一茶が第二の故郷として過ごした場所。