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やっぱり、新選組に出会えた!!「第18回新選組まつり」

一年間、待ちに待ったひの新選組まつりのメイン、新選組隊士パレードの日がやって来ました。


大日堂前で出陣式


今から157年前、慶応4年1月、鳥羽伏見の闘いで敗れた新選組。

江戸に戻った新選組に新たに下されたのは、甲陽鎮撫隊として甲州街道を西から迫る新政府軍の進撃を食い止める役目。

時の幕府陸軍総裁だった、勝海舟の判断でした。

この時、若年寄に任命されていた近藤勇は大久保剛、寄合席になっていた土方歳三は内藤隼人と名乗っていました。

3月1日江戸を出た鎮撫隊は2日、佐藤彦五郎宅-日野宿本陣-で休息をとり、日野宿から佐藤彦五郎以下24名が加わり、西へ向かっています。

京都での活躍が、故郷多摩にも伝わっていた新選組。

馬上で行軍を率いる、近藤、土方の姿は地元の人々にはヒーローに見えたに違いません。

それが凱旋ではなく、闘いへの行軍だったのは、らしいと言えばそうですが、歴史の皮肉です。

10日の新選組隊士パレード、会場となった日野宿甲州街道はまさに鎮撫隊-新選組-が進んだその道。

ふるさとに錦を飾る、その願いかなわず散った、新選組隊士たちへの想いも込められたパレードでした。

9日、10日両日の「第18回新選組まつり」の様子をお届けします。

5月9日

新選組のふるさとを体感、武道を体験、日野宿会場


押すのも一苦労巨大スタンプ

土方歳三、近藤勇ら後に新選組となる面々が青春を過ごした日野宿。

その当時からある日野宿本陣をはじめに、新選組ゆかりの場所や宿場時代からの史跡を『巨大スタンプ』を押しながら訪ねる、「うおーくらーin日野」。

昨年までは新選組隊士パレード当日に行われていましたが、今年から前日開催となり、加えて、開始時には小雨模様。参加者数に多少不安があったものの、蓋を空けてみれば、100名増、危うく、参加記念の缶バッチも足りなくなりそう、420名ものみなさんに楽しんでいただけました。


全日本刀道連盟

自顕流

多摩杖道会

天然理心流勇武館


日野宿本陣がよく似合う

新選組の剣術、天然理心流。

天然理心流勇武館、全日本刀道連盟、自顕流、多摩杖道会と、流派は違えど、根底に流れる武道の心は同じ。

近藤勇ら日野宿の門人たちが奉納した剣術額がある八坂神社境内では、白熱した演武が行われ、同時に武道体験教室が行われました。

隊士の服装でまちを散策も開催。

体験されたみなさんにはきっと貴重な時間になったことでしょう。

和装でしっとり、しっくり、高幡会場


入賞者のみなさん


土方歳三像前で撮影会

新選組隊士慰霊法要

10日の新選組隊士パレードの隊長を決める「隊士コンテスト」を待つまでの間、高幡会場では「着物クイーンコンテスト」と「新選組隊士慰霊法要」が行われました。

今年で3回目となる「着物クイーンコンテスト」最多となる60名がエントリー。

傘が必要なほど雨に見舞われた日野宿会場と数キロしか離れていない高幡会場は雨の心配は必要なし。

艶やかな振り袖、しっとり落ち着いた着物、ファミリーで、そしてコスプレ部門、それぞれが和装姿を披露されました。

それぞれの部門優勝者は、高幡不動境内に場所を移して、写真撮影大会。

来客者も和装の世界を堪能されたことでしょう。

隊士コンテスト会場で行われた「新選組隊士慰霊法要」。

土方歳三の位牌、 が並べられ、参加者が順に焼香。

厳かな法要となりました。

 

5月10日

新選組隊士誕生


高幡不動参道の朝


土方歳三

ついに、ひの新選組まつりのメイン、新選組隊士パレードです。

昨年の快晴に劣らず、晴れ渡った日野。

日射しも強く、気温も上昇。

だんだら浅葱の隊服の隊士たちは高揚した気分が冷却剤?

夢中で過ごした短い一日でした。

隊士たちの一日をたどりながら、様子をお届けします。

隊士パレードが始まる6時間前、全国からの隊士たちは、高幡不動尊最寄りの潤徳小学校に参集します。

着替えを終えた隊士たちは、高幡不動のまちを隊列を組んで、移動。

一種異様ですが、もう高幡では新選組まつりお馴染みの光景です。

この「裏パレ」一行を待ち受けているのは、そびえる五重塔と前日のコンテストで役を射止めた隊長たちです。

隊長たちは、カツラに衣装、メイクがテレビや映画を手がけるプロたちによって、準備万端です。


新選組局長 近藤 勇


一番隊隊長 沖田総司


二番隊隊長 永倉新八


三番隊隊長 斉藤 一


六番隊隊長 井上源三郎


七番隊隊長 谷 三十郎


八番隊隊長 藤堂平助


九番隊隊長 鈴木三樹三郎


十番隊隊長 原田左之助

土方歳三の菩提寺、そして位牌が祀られている大日堂前に一番隊から十番隊が集結、出陣式です。


出陣の勝鬨


高幡不動尊川澄管主の出陣の挨拶


土方歳三像前での法要

高幡北保育園園児の行進

境内でも可愛いパフォーマンス

参道では殺陣のパフォーマンスも


参道は浅葱色に

高幡不動尊川澄管主の出陣の挨拶をもって、「隊士」となるみなさんです。


いよいよ出陣です


ここで終点参道パレード

不思議なもので、ここでの最初の勝鬨から、それまで見知らぬ同士だった間に一体感が見られるようになるのです。

場所を土方歳三前に移して、新選組隊士に対しての法楽も営まれます。

境内を埋め尽くした浅葱色が、土方像の前で、頭を垂れ、やがて、土方歳三の合図で一斉に勝鬨を上げ、高幡不動尊参道での、短くはあるものの、最初のパレードへの出発、緊張感は最大に上がり、清々しさに支配される一瞬です。

パレードの露払いは、高幡北保育園園児たちの、可愛い行進。

その向こう、参道入り口に姿を見せたのは、馬上の土方歳三。

同じく近藤勇の勇姿が続きます。

元から狭い参道、歩道を埋めた見物客もパレードの一部となり、沖田総司率いる一番隊から十番隊まで、参道はだんだら模様に染まります。

 

新選組隊士を待つ日野宿会場


日野市剣道連盟少年剣道奉納試合

歴代のポスターも展示

民謡流し
 

日野囃子保存会


日野太鼓のろしの会

駕篭の体験

この頃、日野宿会場では全長500mにわたって甲州街道での車両通行止めとなり、新選組隊士を迎える準備が始まります。

日野宿会場の西端、八坂神社境内からは、「面!胴!」、日野の少年剣士たちによる剣道試合が行われています。

八坂神社のはす向かい、森町の消防小屋の壁面には、これまでの新選組まつりの歩みが特別展示され、まつりに向かう人たちも思わず足を止めて見入っています。

開けたばかりの街道では、民謡流しも始まっています。

日野宿本陣前では日野太鼓のろしの会による力強い演奏が響いています。

日野囃子保存会が奏でる祭囃子が人を誘います。

日野自動車ラグビー部レッドドルフィンズのみなさんによる駕篭に子どもたちが揺られています。

恒例となったベーゴマ会場では大会への練習に余念がありません。

八坂神社では天然理心流奉納額が特別公開、都の歴史的建物に指定されている「渡邊家の蔵」も一年に一度この日だけ公開されました。

 


大道芸体験も人気

渡邊家の蔵

ベーゴマ会場
 

八坂神社と日野宿本陣前の前には特設ステージが設けられ、歌謡ショーや殺陣パフォーマンスの演技も披露されています。


岡島二朗

相州雅屋

岩崎愛子
 

エル・プロダクツ

エレメンツ

峰精館
 

オープニングパレード開始


4中学校合同ブラスバンド

緑ヶ丘自治会の山車

開会式に聞き続き、オープニングパレードの開始です。

横断幕を先頭に、佐藤彦五郎に扮した日野市長、高幡不動尊川澄管主が日野市内4中学校合同ブラスバンドを従えての行進です。

その後からは、日野宿会場周辺の人たちが当時の町民姿に扮して登場、農業団体連合会のみなさんが農民の姿を披露、老人クラブ連合「長寿会」も元気に行進です。

さらに山車が先導する形で、市内北野神社と八幡大神社の神輿が威勢良く担ぎ出されます。

パレード終点、八坂神社、神輿のかけ声が聴こえてくる時、境内では幾重もの観客が取り囲み、日本刀道連盟と天然理心流勇武館による演武がとり行われ、これから登場する新選組隊士への期待をかき立てられます。

パレードへの高まりを見せる日野宿会場、少し離れた日野第一小学校校庭には、高幡から送迎バス4台で到着した新選組隊士が、パレード本番へ気合いを入れています。

送迎バスは日野自動車、コニカミノルタの協力で運行、いづれも昭和10年代から日野で操業している、馴染み深い会社です。

 


天然理心流勇武館

北野神社と八幡大神社の神輿

全日本刀道連盟
 

日野宿会場周辺自治会

老人クラブ連合「長寿会」

日野新鮮野菜隊
 

オープニングパレードが行き過ぎると、路上ではパフォーマンスが再開、ちょうどお昼時、出店でお腹を満たして、パレードに備える観客のみなさんです。


たましん駐車場

お休み処も用意されました

日野図書館駐車場
 

銀河高原ビール

クレープチャトラン'

市立病院を愛する会
 

名物焼きカレーパンも

ふれあい商店会恒例ガラポン

ふれあい商店会日野宿名物おでん
 

長岡市からも出店

日野郵便局は昔の服装で

たましんは風船をサービス
 

新選組隊士パレード


八坂神社の大太鼓


かわせみ保育園、日野第二保育園

すっかりお馴染みのポニー

春日隊


新選組隊士パレード開始間近


至誠いしだ保育園

日野市剣道連盟少年剣士

佐藤彦五郎

八坂神社の大太鼓の先ぶれ、それまでパフォーマンスが行われていた500mほどの甲州街道は真っすぐに道が開け、沿道を埋める観客。

いよいよ、第18回ひの新選組まつり新選組隊士パレード、です。

まずは、市内保育園合同のパレード。

小さな隊士たちが、負けじと旗を掲げ、勝鬨を上げながら笑顔の行進。

ポニーに乗った、ミニ土方歳三は未来のミスター土方歳三候補です。

午前中奉納試合を行った、日野市剣道連盟少年剣士たちも胸を張っての行進です。

そして、待ちかねた新選組隊士パレード本隊の登場です。

先頭は春日隊、春日隊は、今年初陣、日野第一小学校と仲田小学校の有志が、凛々しく進みます。

続くは日野市長扮する日野宿名主、佐藤彦五郎です。

 

その後にひと際目立つ馬上の人、土方歳三と近藤勇が姿を見せました。

新選組隊士パレード、ふるさとに錦を飾る隊士たちの勇姿をご紹介します。


新選組副長 土方歳三


新選組局長 近藤 勇


一番隊


二番隊


三番隊


四番隊(多摩信用金庫)


五番隊(日野自動車)


六番隊


七番隊


八番隊


九番隊


十番隊


宮古藩海戦の会


滝野川新選組隊


新選組と出会った人々


市谷柳町試衛館


会津藩会津新選組同好会


実践女子大学 娘子隊


新選組!茨城玉造隊


日野市明るい社会をつくる会


西洋流火術鉄砲隊


蝦夷新選組 日野新選組同好会


幕末洋式調練研究会


新政府軍に立ち向かう土方歳三たち


国際交流協会


ハイタッチをしながら進む土方歳三

笑顔が絶えない近藤勇

新選組隊士パレードは2回。

最初は堂々と、2回目は緊張感も解け、途中では観客と一帯となるパフォーマンスも行われていました。

新選組隊士パレードは年を重ねるごとに、進化し続けているのも感じられます。

初めて国際交流協会からは、外国からのみなさんも参加。

2度目は途中で新政府軍の待ち伏せに会い銃撃される一幕も演じられました。

各隊ごとに趣向を凝らすのが、パレード会場が日野宿に移ったここ3年ばかりで定着してきたようです。

何年か前までは、参加者のみなさんも勇壮な新選組をイメージされてのぞみ、どこかもっと「渋い」パレードだった記憶があります。

観客と触れ合いながら、笑顔をもらいながら進む隊士たち、それはふるさとに錦を飾る願いながら散った、新選組隊士たちへの想いをかなえたパレードになりました。

 

日野宿会場閉会式


閉会式にのぞむ隊士達

最高の記念品、お手製のメダル


感謝と慰労の花束が渡されました。

日野宿会場最後の勝鬨

沿道の観客と一体になった2度のパレードも終焉。


観客も一緒になって勝鬨を

もう閉会式です。

特設ステージを囲んで隊士たちが参集、その時を迎えました。

今年から「彦五郎通り」で、隊列の勇壮さを評価するコンテストも実施され、斎藤一率いる3番隊が満票をもって選出、日野宿の子どもからお手製のメダルが手渡されました。

土方歳三には、やはり地元のご婦人からは、「歳三さん、今日は一日ありがとうございました」、の言葉と花束がたむけられ、その花束を高く掲げながらの閉会の勝鬨、日野宿会場から隊士たちは、再び隊列を組んで、整然と去って行くのでした。

 

新選組隊士たちの姿がいなくなった日野宿会場。

続いて帰還するパレード参加隊のみなさんによるパフォーマンスが予定されていましたが、押し迫る交通規制解除にあえなく、大幅カット、非常に残念なことでした。

そのうち、何とか行われたパフォーマンスをご覧ください。


新選組!茨城玉造隊

日野市明るい社会をつくる会

実践女子大学 娘子隊
 

沖田総司は日野の空を見上げていました

「彦五郎通り」を通って出発地点へ戻る隊士達。

この道沿いに流れのは日野用水。

江戸時代以前、北条氏がこの地を支配していたころ、佐藤家の先祖が多摩川の水を引き込み、開削したものです。

この水のおかげで、日野は江戸初期、甲州街道の宿場が開かれたことは、幕末新選組の若者たちが出会う場となり、さらに「多摩の米蔵」と称された米どころになり、その豊かさがあったからこそ、京都に赴いた当初の新選組を支援できたのです。

さらに、新選組誕生のきっかけをつくり、支援し続けた、佐藤彦五郎や彼の妻で土方歳三の姉、おのぶが眠る大昌寺、佐藤彦五郎新選組資料館のかたわらを隊士たちが進みます。

帰陣式


帰還した隊順に焼香


たましん、日野自動車の隊士も焼香

待ち時間もやっぱり隊士でいたい

高幡不動尊管主と固い握手

パレードの興奮も乗せて、再び出陣の地高幡不動尊へ戻った隊士たちを待っているのは、静粛の時。

土方歳三像前に設けられた焼香台で、頭を垂れ、朝、皆で一日を誓った大日堂へ、帰陣式です。

大日堂での帰陣式は今年が初めて、先発で到着していた1番隊から最後の10番隊が揃うまで、20分あまり、日常だと待つにしては長く感じられる時間も、「仲間たち」と過ごす残された貴重な時間、穏やかに流れていきました。

高幡不動尊川澄管主からの労いとお礼のご挨拶、そして帰陣解散の言葉が続き、最後の勝鬨。


解陣、別れ、そして再開、最後の勝鬨

高幡山の新緑に響きながら上がる勝鬨、空を見上げれば、先ほどまでの青空は一転、少し肌寒い風も吹き始めていました。

告!
平成28年5月8日午前9時30分 高幡山金剛寺大日堂前出陣
新選組隊士参集のこと


 
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